「すばやい被写体の動きを止まっているように撮影するには、どうしたら良いですか?」というお問合せをよくいただきます。
被写体によって方法は異なりますが、特にお問合せの多い水の動きを止める方法の一例をご紹介します!
今回使用している最新機種の、『Profoto Pro-11』のスペックにも注目です。

【撮影内容】
水風船を割った瞬間の水しぶきを鮮明に撮影する。

【使用機材】
Profoto Pro-11 1台1灯
Profoto AirRemote
Canon R5 
Canon RF 100mm
Canon リモートコード RS-80N3 2m

【作例】
ISO 100 1/250 F16 / フリーズモード使用、出力 6.0

 

◆結論◆
被写体のすばやい動きを止めたい場合は、スタジオ内を暗くして、
Profoto Pro-11をフリーズモードに設定することをおすすめします!

なぜなら・・・
フラッシュの閃光時間を短くすることで、ほんの一瞬の水の動きを捉えることができるからです。

Profotoのフリーズモードは、フラッシュの閃光時間を大幅に速くする機能です。
※光量によって閃光時間は変化します。

Pro-11 閃光時間表

 

【作例について】
Pro-11をフリーズモードに設定し、出力を6.0に合わせました。
シャッタースピードは、Canon EOS R5のX同調速度 1/250です。
スタジオ内は真っ暗闇にして、ストロボの光だけがカメラに届くようにします。

作例 拡大

Pro-11 フリーズモード、出力6.0で撮影した場合は閃光速度が1/14,000のため、水しぶきが止まっているように写ります。
 

TTL機能付きのAir Remoteを使用する際、モードはマニュアルにします。
シンクロは、『Hi-S』に設定しないでください。この設定にすると、以下のようにフリーズモードでも動きが止まって見えない場合があります。
『Hi-S』の機能については、次の機会にご紹介します!


ISO 100 1/500 F16 / フリーズモード使用、出力 6.0 / Air Remote:Hi-Sに設定
 

【Profoto フリーズモード搭載機種】
Pro-11 / Pro-10 / D2 / B10X / B10X Plus / B1X / B1
 

イメージに合わせて、最適な機材や設定を探してみてください!
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。